「新しい損保ジャパン」の実現に向けた取組み
当社は、一連の問題に端を発し、2024年2月末に金融庁から受けた業務改善命令や自然災害の頻発化・激甚化等の環境変化を踏まえ、5月28日(火)に、2024年度を開始年度とする新中期経営計画を公表しました。
新中期経営計画では、「お客さまに、社会に、まっすぐ。」というスローガンのもと、「新しい損保ジャパン」を目指すプロジェクト「SJ-R」に全社を挙げて取り組みます。
SJ-Rでは、お客さま・社会からの信頼回復を最優先として、業務改善計画に着実に取り組むとともに、「新しい損保ジャパン」を実現するために必要となる事業基盤と収益基盤の変革に取り組み、独自性とレジリエンスを追求していきます。
- ●すべてをお客さまの立場で考える会社
- ●正しいことを正しく実践し、すべてのステークホルダーの期待に応える会社
- ●お客さまに品質で選ばれ、持続的に成長する会社
- 1.お客さま・社会からの信頼を第一に、公正・公平に対応します。
- 2.代理店さんと共に、お客さまに寄り添い、くらしと社会を支えます。
- 3.品質を重視し、「スピード」と「わかりやすさ」にこだわります。
- 4.自ら学び、専門性を高め合い、保険本来の価値を追求します。
- 5.多様性と「個」のチカラを活かし、保険の未来に挑み続けます。
再発防止に向けた取組み(業務改善計画)
- 自動車保険金不正請求
- お客さま視点向上のための
経営陣意識変革と人材育成 - 業務品質を重視した態勢再構築と
評価体系の総点検・改善 - 保険金サービス部門の
総点検・再構築
- 保険料調整行為
- 企業保険分野における適正な
競争実施のための環境整備 - 適正な営業推進態勢及び
保険引受管理態勢の確立 - 独占禁止法等をはじめとする
法令遵守態勢の確立
当社を取り巻く環境変化
- 国際的な地政学リスクの高まり
- 自然災害リスクの頻発化・激甚化
- お客さまの価値観の多様化
- 本格的な人口減少社会の到来
- デジタル技術の進展
- 金融政策の転換
事業基盤・収益基盤の変革
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企業文化・風土
全役員・全社員共通の新たな価値基準の醸成
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品質・ガバナンス
外部目線も取り入れた業務品質の管理態勢強化
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保険金サービス
適切な保険金支払いとお客さまの満足を実現
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IT
システム基盤整備による業務の自動化を推進
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ポートフォリオ
契約管理態勢強化による収支・契約構成の改善
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営業
保険本来の価値を追求した高品質なサービス提供
変革を支える分野横断の取組み
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データドリブン経営の推進
蓄積されたデータにもとづく適切な判断や管理を実現
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人的投資の拡充
採用強化や教育投資の拡大による専門性強化
独自性とレジリエンスを誇りとする
「新しい損保ジャパン」
- 独自性
- ソリューション提供力
- 専門性
- ユニークなグループ事業との連携
- レジリエンス
- 高効率な事業モデル
- 良質なポートフォリオ
- 海外保険事業の先進的なノウハウ