働き方改革という言葉があります。
でも、いちばん大切なのは改革なんかじゃない。
社員全員が、一人ひとり異なる生活環境に寄り添うこと。
リモートワークやシフト勤務など、
アイデアを出し合って、試行錯誤して、
その人の能力が最大限に発揮できる働き方を模索すること。
みんなで多様性を認め支え合う、
そんな意識の変化こそが大切なんだと思います。
口で言うのは簡単だけど、いきなりは変わらない。
それでも少しずつでいいから、みんなの力で進んでいきたい。
多様な能力がフルに活かされる、豊かな社会にしていきたい。
すべての人の人生と働き方を応援するために、
みんなで一緒に、意識の変化を起こしていきませんか。
“みんなでつくるワークスタイル”プロジェクト
横田さん
保険金サービス部門(埼玉保険金サービス部)
「時間単位特別休暇」は1時間単位から取得できる休暇制度。
横田さんは時間単位特別休暇やリモートワークを活用しながら、子育てと仕事を両立。
産休・育休を経て、現在は次席として課を支え、活き活きと仕事をしています。
現在は職場の組織運営に携わっており、一緒に働くメンバーをいつでもフォローできるように出社することが多いです。授業参観など学校行事の時は時間単位特別休暇を活用したり、リモートワークを併用したりすることで、調整しています。
職場ではリモートワークがしやすい雰囲気になるように意識しています。リモートワークのメンバーのフォローがしやすいよう社内チャットを活用したり、1日の業務終了後にはチームごとにWEB会議システムにつないで短時間のミーティングを行い、コミュニケーションをとるなどの工夫をしています。
子どもの存在はとても大きいです。
ある日、保育園の送り迎えの際に冗談で「このままお休み取ってどこか遊びに行こうか」というと、子どもから「ママがいないと困る人がいっぱいいるでしょ」と一言。何気ない子どもの一言に背中を押されることがたくさんあります。
これからも私の楽しそうに仕事をしているところや色々なことに挑戦して豊かな人生を歩く姿を子どもに見せたいと思っています。そして、子どもにも将来、自分らしい幸せを見つけてほしいです。私は損保ジャパンの社員としての使命感をもち、働き続けることに意義を感じています。
産休や育休は必ずしもタイミングを選べるわけではなく、仕事のタイミングとの兼ね合いで悩むことがあるかもしれませんが、一番大切なことは「自分が幸せであるかどうか」です。そのために制度を活用して良いと思いますし、そうすることで、仕事も楽しいものになっていくと考えています。自分がそうだったからこそ、今度は自分がそれを支援していきたいと思っています。
杉野さん
内勤部門(マーケティング部)
パパの育児参画は、親子の関わりが深まり、育児に関する視野が広がるほか、ママの産後うつの回避やキャリア形成を支えます。家庭生活との両立は働き方や仕事のやり方の改革につながり、それにより介護や病気などの事態にも対処できる体制が築かれ、職場環境の改善にも貢献します。
杉野さんはパパ育休を取得し、家庭生活と仕事の両立をしています。
妻と一緒に「今しか過ごすことのできない時間」を大切にし、初めての育児で右も左も分からない大変な時期を一緒に乗り越えたいという思いが強かったためです。
妻は妊娠期間中の体調変化や食事制限、命がけの出産、新生児のお世話と息つく暇もない期間を過ごすことになるので、自分にできることは可能な限り尽くしたいと考えました。
職場、担当の代理店さんともに「おめでとう!」と祝福してもらい、育休取得に対して快諾してもらいました。
不在中の職場への負荷、引継ぎの時間を割いてもらうことに対して不安はありましたが、その不安を小さくするために、以下の2点を意識しました。
何よりも育児の大変さを痛感しました。私の場合は新生時期の1か月でしたが、昼夜問わず、子どものために時間と労力をすべて費やしている感覚でした。なかなか眠れない日が続くと、体力的にも精神的にも余裕がなくなっていき、これ以上に大変な「仕事」はないと感じたのを覚えています。
同時に、周りの支えの大切さを強く感じました。育休取得を快く了承してくれた職場や代理店の皆さん、育休中に支えてくれた親族がいなければ、1か月間育児に集中することはできなかったと考えています。
育休復帰後には、まずは支えてもらった職場メンバーに恩を返したいと強く思いました。
まずは性別を問わない育児休暇制度を設け、実際に取得できる環境を提供している会社に感謝したいです。育休を通じて、ニュースなどでは感じ得ない育児の大変さを経験することができ、周囲の皆さんへの感謝の気持ちがより大きくなりました。
ただ、例えば育休の取得タイミングが入社1年目であったり、育休期間が3か月やそれ以上だったとしたら、気兼ねなく取得できたか疑問です。
育児に積極的に携わることで、言葉では伝わらない育児の大変さとそれ以上の幸せを感じられることを多くのパパが認識し、その姿勢を周囲が心から応援できる環境づくりがパパ育休のさらなる浸透につながるのではないかと思います。
育児は心身ともに想像以上に大変でしたが、我が子の成長を一番近くで見守り、支えることの幸せはそれ以上です。パートナーとの対話を大切にし、その瞬間に携われることに誇りを持ち、支えてくれる会社や職場メンバーに対する感謝の気持ちを言葉や行動で表すことが大切だと思います。育休取得時はもちろんですが、職場メンバーとは日頃からお互いに支え合い、思い合い、そして伝え合うことが重要であると感じました。
米山さん
内勤部門(法務・コンプライアンス部)
一人ひとりが働く環境やロケーション、ライフイベントなどに左右されず、スキルや経験など強みを最大限活かしたキャリアの選択ができる「リモチャレ」。
転居を伴う異動が困難な社員が居住地を変更することなく、フルリモートでの勤務を前提に本社部署に異動し、業務に従事します。
米山さんはリモチャレを活用し、キャリアを形成しています。
今後のキャリアを考える上で本社部門の業務に携わってみたいと考えていましたが、地方にいると選択できるキャリアに限界があり悩んでいました。面談で上司に相談をした際、リモチャレを勧められたことがきっかけです。地方在住では転居をともなう異動ができないことから、本社部門の業務を地方にいながらできることに魅力を感じました。
自宅でのテレワークは週2回ほどで、残りは前任地の仙台ビルへ出社し、空いている席を借りて仕事をしています。現在の部署は、メンバーのほとんどがリモートワークを活用しているので、自分だけがリモートワークという孤独感もありません。また、前任地のメンバーのご厚意でランチや懇親会に参加させてもらっており、コミュニケーションも取ることができ、とても良いリフレッシュになっています。
職場のメンバーは皆とても親切で、迅速なレスポンスや丁寧な指導をしてくれるので、リモートであることが気にならないくらい仕事がしやすいです。地方にいても本社業務が問題なくできることに驚きました。「分からないことがあったらすぐに電話するように」と言ってくれるので、想像していたよりも様々な業務に挑戦することができていて、とても良い刺激になっています。
自分だけがリモートワークという環境だと孤独感があるかもしれないので、仲間がたくさんいるとうれしいです。みんながリモートワークを気兼ねなく活用できる雰囲気が醸成され、実際にできている職場になっていくといいなと思います。
居住環境によってキャリアを諦めている人が自分の周りにも複数いました。
リモチャレはライフステージや居住による制限を気にせずに、働き続けることができるので、悩んでいる方は是非挑戦してほしいです。
坂本さん
営業部門(金沢支店)
従来勤務していた支社が他の支社と統合され、能登駐在となった坂本さん。
離れた場所の支社のメンバーともコミュニケーションを取りながら業務を行っています。
また、2022年度にはアソシエイト職(事務系職)から社員登用にも挑戦し、キャリアアップを実現しています。
基本は能登のオフィスで勤務し、週に1~2回は支社のメンバーが勤務する支店ビルへ行きます。
最初は支店ビルのメンバーとのコミュニケーションに苦労しました。相談ごとなども電話や社内チャットがメインとなり、至急案件などを誰に相談したらよいか(今時間があるのは誰か)悩みましたが、現在は課内チャットや身近な上位職などに相談し解決をしています。
また、チーフ業務をしている中で他のメンバーの業務が見えにくいと感じたり、代理店さんについてのちょっとした情報交換や雑談も減ってしまったので、支店ビルに行ったときに担当者と会話をして悩みごとは解消しています。
社内に対しては、支店ビルのメンバーと離れていることで感じるコミュニケーションの取りにくさを解消するために、定期的に支店へ行っています。困っていることや気になっていることは課長や身近な上位職にすぐに相談するようにしています。
遠方の代理店さんも担当するようになり、直接会える機会がなかなかないため、代理店さんに対しては、WEB会議システムを利用して挨拶や事務面の話をしています。直接会える機会がある場合は積極的に参加しながら、WEB会議システムも活用して研修を行ったりとバランスを取っています。
色々な働き方を試してみたり、WEB会議システムの積極活用ができるようになった点です。リモートワークのため固定電話がなく、すべて会社から貸与されているスマホへの入電になるので身動きが取りやすいです。家庭の事情で時間単位特別休暇を取得したり、代理店さんへ直行することができるなど効率化にもつながっています。
2013年にアソシエイト職として入社しました。最初は10時~16時の短時間勤務で、その間に産休・育休も取得し、その後、子どもが成長したこともあり、2018年にフルタイム(9時~17時)に変更。2022年に周囲からの後押しもあり、社員登用に挑戦しました。
アソシエイトの間も育休を取得したり、頑張りを評価してもらうことができたため、こうして挑戦できたと感じています。年齢に関係なく「思い」があればやりたいことを実現できる会社なので、今後も様々なことにチャレンジしていきたいです。